「売る仕組み」ではなく、「育てる仕組み」を
なぜこのシステムが必要なのか。
佐藤農園が今、作っているのは、単なる通販サイトではない。
その年に収穫できるお米の量を見ながら、無理のない範囲で販売する仕組みだ。
お客様には、まず会員登録をしていただく。
「まずは動向を知りたい」
「価格次第で考えたい」
「ぜひ購入したい」
それぞれの関心に合わせて登録していただき、実際の需要を把握する。
収穫量に合わせて販売する
お米は工場製品ではない。
天候によって生育も収量も変わる。だから、最初に数量を決めて売り切るのではなく、田んぼの状況を見ながら販売量を調整する。
もし佐藤農園だけでは数量が足りなくなった場合は、信頼できる近隣農家にも協力をお願いする。
一農家だけで抱え込むのではなく、地域で支える。
これも、この仕組みの大切な考え方だ。
田んぼの今を伝える
販売の話だけをするつもりはない。
田植え、生育、出穂、収量予測――。
米ができていく過程を、LINEなどを通じて、その都度お伝えする。
「いくらで買うか」の前に、「どんな田んぼで、どう育っているのか」を知っていただきたい。
小さく始めて、育てていく
今はまだ、会員登録と登録完了メールから始めた段階だ。
最初から完璧なシステムを作ろうとは考えていない。
実際に使っていただき、声を聞き、問題があれば直す。
小さく始めて、少しずつ育てていく。
それが、佐藤農園の「育てる直販」だ。
売って終わりではない。
今年の経験を記録し、翌年に生かす。
農家とお客様がつながり、収穫を分かち合いながら、長く続く関係をつくる。
佐藤農園は、そんな仕組みを目指している。