稲刈りを一週間後に予定している。
ところが、ここへきて関東地方に台風が接近している。
9月下旬。毎年のこととはいえ、やはり気になる。
さて、どうなるか。
不安はつのる。
コシヒカリの刈り取り時期をどう見極めるか
ここで、群馬県北毛エリアにおけるコシヒカリの収穫適期について、改めて確認しておきたい。
刈り取り時期は、一つの数字だけで決めるのではなく、次のような点を総合的に見て判断する。
① 籾の色を見る
穂の上部から黄化が進み、穂の下部に青い籾が少し残っている状態が、刈り取り時期の目安となる。
② 籾(もみ)の水分を見る
籾水分は、25%以下が収穫開始の一つの目安となる。
③ 圃場(ほじょう)全体を見る
一部の穂だけで判断せず、圃場全体の成熟の進み具合を確認する。
稲穂(いなほ)のすべてが茶色になるまで待ってしまうと、刈り遅れになる可能性がある。
刈り遅れは、胴割れ(どうわれ)粒の発生や食味・品質の低下につながるため、適期(てっき)を逃さないことが重要だ。
実際の収穫適期は、籾の色だけでなく、出穂(しゅっすい)後の積算気温や登熟(とうじゅく)日数、水分なども合わせて判断する。
群馬県でも、実際の圃場を巡回し、帯緑色籾歩合(たいりょくしょくもみぶあい)や水分を確認しながら、収穫時期を判断している。
また、稲刈りを前にして、田んぼの水を落とし、コンバインが入りやすいように圃場を乾かしていく。
ただし、落水(らくすい)の時期は早すぎても問題がある。登熟中は稲に水が必要な時期もあるため、収穫直前の圃場条件や天候を見ながら判断することが大切だ。
北毛エリアは、秋になると朝晩の冷え込みが厳しく、朝露も残りやすい。
朝は籾の水分が高くなりやすいため、露が乾いてから作業を始める。
天気の良い日なら、午前の遅い時間から午後にかけての収穫が作業しやすい。
とはいえ、稲刈りは「この日」と簡単に決められるものではない。
田んぼごとの生育差があり、天候にも左右される。
そして今年は、稲刈りを一週間後に控えたところで、台風がやって来る。
予定通りに進むのか。
それとも、また予定を組み直すことになるのか。
最後は、稲の状態と空模様を見ながら決めるしかない。
今年もまた、自然との相談が続いている。