この3年間で5回、ハチに刺された。次は本当に危ないかもしれない

「しまった。今年もやられた……」

2026年8月2日。用水路の共同作業中、左手首をアシナガバチに刺された。

実は、私はこの3年間だけでハチに5回も刺されている。今年(2026年)はアシナガバチに1回。そして2024年から2025年にかけては、キイロスズメバチに4回刺されたのだ。

しかも、いずれも実家や自宅など、日々の生活の中で起きた出来事ばかりだ。

頭を狙ってきたキイロスズメバチ

初めてスズメバチに刺されたのは2024年9月のこと。応桑の実家の庭先で、縁の下に巣を作ったスズメバチの出入りを観察していたときだった。

突然、頭に鋭い痛みが走った。

気づかないうちに、巣へ戻ってきた一匹に頭を刺されたらしい。反射的に手で頭を払うと、キイロスズメバチがポトリと地面に落ちた。

妻に伝えると、すぐに病院へ連絡してくれた。妻の運転で、30分ほどで西吾妻福祉病院に駆け込んだ。

体が熱く、腫れが広がっていく。焦る私には、医師の問診がひどくゆっくりに感じられた。医師は症状を慎重に確認したうえで、注射をしてくれた。

後になって知ったのだが、注射はハチ毒そのものを消すためではなく、アレルギー反応などを抑えるための治療だった。適切な診察と治療を受け、症状は次第に落ち着いていった。

屋根裏に巣を作ったキイロスズメバチとの戦い

2024年、応桑の実家の2階屋根裏に、キイロスズメバチが大きな巣を作った。

業者に駆除を依頼すると、請求額は2万5,000円。決して安い金額ではない。

ところが翌2025年、全く同じ場所に再び大きな巣ができてしまった。「また駆除費用を払うのは痛い」と思った私は、自分で駆除することを決意した。

中之条町保健センターから防護服を借り、強力な殺虫スプレーを2本購入。朝4時半、懐中電灯を頼りに2階の部屋から屋根へ上がり、鎌も使いながら、なんとか駆除を完了させた。

しかし、自分で駆除した代償は、すぐにやってきた。

作業を終えて部屋に戻り、ようやく一段落したと思った直後、隙間から2階の部屋に入り込んできた一匹と格闘になり、右手首を刺されてしまったのだ。駆除を終えたつもりでも、ハチが残っていたのだった。このときは手首が腫れたものの、「大丈夫だろう」と自己判断し、病院には行かなかった。

さらに翌月、今度は屋根裏の別の場所にまで巣ができた。

夜10時過ぎ、スキーウェアを重ね着し、ゴーグルとヘルメットを装着。2階のベランダから身を乗り出し、真上にある巣をめがけて何度もスプレーを噴射した。垂れ落ちる薬剤でゴーグルの視界まで悪くなり、暗闇の中で悪戦苦闘した。

⚠️ 【注意】 今振り返れば、防護服やスキーウェアで厚着をしても、安全が保証されるわけではありません。ハチの巣の駆除は決して自分で真似をせず、専門業者や役場の窓口にご相談ください。

4回刺され、3回病院へ

こうして2年間でキイロスズメバチに4回刺され、そのうち3回は病院へ駆け込むことになった。

  • 1回目: 実家で頭を刺されたとき(西吾妻福祉病院)
  • 2回目: 自宅裏で腕を刺されたとき(妻が救急車を呼び、さくら病院へ搬送)
  • 3回目: 自宅横で刺されたとき(日曜日だったため、自分で車を走らせて消防署を訪れ、当番医を教えてもらって、さくら病院へ)

2026年10月現在、今年は幸いにも応桑の実家にスズメバチがやってきていない。ひとまず胸をなでおろしているが、来年もそうだとは限らない。

最大のトラウマは「洗濯物」

実は、私にとって最もひどいハチ刺され体験は20年前にさかのぼる。

小春日和の日、日なたに干していた洗濯物を取り込んだところ、ハチ(おそらくアシナガバチ)が潜んでいた。気づかずに着替えた瞬間、右腕を刺されたのだ。

腫れは想像以上にひどく、翌日には長野原町の長生病院で点滴を受けることになった。

この痛い経験以来、私には一つの習慣ができた。

👉 「洗濯物は取り込む前に、必ずひと振りする」

これは今でも意識している。

ハチは山や草むらだけにいるわけではない。洗濯物の中にも、家の軒下にも、屋根裏にも潜んでいる。私たちの日常のすぐそばに危険があるのだ。

繰り返し刺される怖さ。もう油断はできない

ハチの怖さは、毒による痛みや腫れだけではない。

繰り返し刺されることで、ハチ毒に対するアレルギー反応が起こる場合がある。重い場合には、じんましんや呼吸困難、血圧低下などを伴うアナフィラキシーに至り、命に関わることもあるのだ。

もちろん、刺された回数だけで次に起こる反応の重さが決まるわけではない。しかし、「今まで大丈夫だったから次も大丈夫」という保証はどこにもない。

この3年間で5回。20年前の経験も含めれば、私のハチ刺され歴はかなりのものだ。

これまでの私は「刺されても何とかなる」と、どこかで甘く見ていたのかもしれない。自分で巣を駆除したり、病院に行かずに済ませたりしたこともあった。

だが、次は本当に危ないかもしれない。もう油断は禁物だ。

  • 草刈りや農作業の前には、必ず周囲を確認する。
  • 黒っぽい服装を避け、帽子で髪を覆う。
  • ハチの巣を見つけたら近づかず、駆除は専門業者に依頼する。
  • これまでの刺傷歴と症状を、かかりつけ医に伝えて相談しておく。

願わくば、これ以上ハチに刺される体験談を書かずに済むことを祈るばかりだ。

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