白菜の種まきと、自然の猛威。そして「日本の底力」

お盆の墓参りは、降りしきる雨の中で済ませた。
線香には火がつかなかったが、白菜の種まきは予定通り終えることができた。

群馬の盆は、静かに、いつも通りに巡ってきたと言えるだろう。
しかし、その同じ時間、千葉県ではまったく異なる現実が広がっていた。

記録的な豪雨。
「レベル5」の大雨特別警報と土砂災害特別警報。線状降水帯が3回発生し、千葉市では24時間雨量が350ミリを超えた。

避難指示は一時40万人を超え、広範囲で道路の冠水や土砂災害が発生した。成田空港では約7,000人が足止めされ、千葉県庁にも1,700人を超える帰宅困難者が身を寄せた。

自然の猛威が、日常を一瞬で奪い去った。

平穏とは、なんと尊く、奇跡のようなものなのか。
そのことを、胸の奥で深く噛みしめることとなった。

だが、自然の厳しさに直面する一方で、心を強く揺さぶる希望の光もあった。

7月28日に発生した熊本地震。
九州を南北に結ぶ大動脈、九州自動車道も大きな被害を受けた。

松橋ICからえびのICまでの区間は通行止めとなったが、今日、8月14日午前6時、地震から17日ぶりに通行が再開された。

お盆の帰省を前に、九州を南北に結ぶ大動脈が再びつながった。

一部で、対面通行や速度規制が残っているものの、それでも、わずか17日で一般車両が全線を通行できるまでに復旧させた。

復旧現場で作業を続けた人たち。
知恵と技術を絞り出した技術者たち。
その姿は、日本の技術力と、現場で働く人たちの力を改めて示している。

自然災害は、場所も人も選ばない。
地震も豪雨も、いつ、どこを襲うか分からない。
今日の穏やかさが、明日も続く保証はどこにもない。

だからこそ、決して他人事にしてはいけない。

千葉の冷たい水に浸かりながら耐え忍んだ人々。
熊本の強い揺れの中で、今も復旧を待つ人々。
悲しみや不安の中にいる、すべての人々に想いを寄せたい。

そして、8月15日は、先の大戦の終戦記念日でもある。

まずは、命を守ること。
そして、諦めずに立ち上がること。

どれほど打ちのめされても、互いに助け合い、支え合い、一歩ずつ前へ進む。

それこそが、日本の底力なのだと思う。
そして、それが私たちが未来へ進むための、大きな力になる。

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