赤岩そばと、手打ちの愉しみ。
日本人と蕎麦
日本を代表する伝統食といえば、寿司、天ぷら、そして蕎麦があります。
蕎麦は古くから日本各地で食べられてきた身近な食べ物です。現在のような麺としての蕎麦が広まったのは、江戸時代といわれています。
戸隠そば、出雲そば、わんこそばなど、全国にはそれぞれの土地に根づいた蕎麦があります。
ここでは、私の故郷でもある群馬県中之条町・赤岩地区の「赤岩そば」を紹介します。
歴史ある山里・赤岩地区
中之条町の旧六合村(くにむら)にある赤岩地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された歴史ある養蚕集落です。白砂川を見下ろす山あいに集落が広がり、石垣や養蚕農家の家並みが今も美しく残されています。
集落の周囲には石垣で築かれた階段状の棚畑が広がり、秋になると、棚畑一面に蕎麦の白い花が咲きます。山々に囲まれた谷あいが白く染まる風景は、赤岩を代表する美しい秋の景観です。
赤岩には、養蚕集落としての歴史を伝える古い建物や、水車小屋なども残されています。
赤岩そばの魅力
赤岩そばは、こうした棚畑で育てられた蕎麦を、地域の人々が協力して収穫し、水車小屋の石臼で丁寧に挽いて作られています。石臼でゆっくり挽くことで、蕎麦の風味を大切にした粉に仕上げます。
さらに、栽培から製粉、加工、販売までを地域で担う取り組みが続けられており、赤岩そばは単なる特産品ではなく、地域の歴史や景観を守るための活動そのものでもあります。
赤岩地区とわたし
私は、赤岩地区にある母の生家で生まれました。幼い頃、母に連れられて何度もこの地を訪れました。白砂川を見下ろす棚畑や、秋になると真っ白に染まる蕎麦畑。その風景は、今でも私の記憶に残っています。
赤岩そばは、私にとって故郷の味であると同時に、幼い日の思い出そのものです。
群馬にはおいしいものが数多くありますが、その中でも赤岩そばは、私にとって特別な味です。
上毛新聞動画ニュースより
ソバの花で真っ白な秋:中之条・赤岩地区に広がるソバ畑
仲間と楽しむ、手打ち蕎麦
目前の日曜日(27日)には、恒例の蕎麦打ち会を予定しています。
不定期ながら、スキー仲間同士で、頃合いを見計らっては集結して、蕎麦粉をこねて、延ばして、切って、茹でて、試食しながら談笑するのですが、これが、私にとって何よりの楽しみです。
竈門(かまど)2個を使って、思いっきり火を焚いて、蕎麦を茹でると同時に、野菜諸々(じゃがいも、カボチャ、玉ねぎ等)を大釜に目一杯放り込んで、蒸し焼きにします。
蕎麦も野菜も美味しいですね。
いつの日か
この手で育てた蕎麦を仲間たちと囲む。
赤岩の周辺
赤岩地区の周辺には、野反湖、チャツボミゴケ公園、旧太子駅、尻焼温泉などの名所があります。案内は佐藤農園の名所URL集にまとめています。